1. はじめに
60歳で退職しファイア(FIRE)を達成した後、多くの方から投資に関する質問をいただきます。
本記事では退職前の資産形成の方法や現在の投資戦略について詳しくお話しします。
これからファイアを目指す方、すでに退職後の資産運用に悩んでいる方にとって、有益な情報となるはずです。
2. 退職前の資産形成方法
2-1. 長期積立投資のケース
私がリタイアを達成するまでの資産形成方法は、結果的に35年間の積立投資となりました。具体的には、以下の方法で資産を形成しました。
- 自社株購入:給与から天引きで毎月積み立て
- 財形貯蓄:給料の一部を自動的に貯蓄
- 長期投資のメリット:時間を味方につけ、リスク分散を実現
最初は特に投資の意識がなかったのですが、会社の制度を利用していた結果、気づけば大きな資産となっていました。
2-2. ボーナスを活用した貯蓄のケース
別の方法として、ボーナスの一部を別口座に貯めることで、リスク分散しながら資産を増やしてきました。
特に、会社の持ち株会を活用し、コツコツと積み上げていったのが大きな成果につながりました。
2-3. 退職前の大きな決断のケース
退職前には、自宅の売却益を投資に回す決断をしました。
転勤の都合でマイホームを売却し、得られた約2,000万円を投資に回すことで、さらに資産を増やすことができました。
3. 現在の資産運用方法
3-1. リバランス投資の採用
退職後の資産運用では、リバランス投資を中心に行っています。これは、株式・債券・現金の比率を定期的に調整し、リスクを分散する投資手法です。
リバランス投資のポイント
- 市場の変動に合わせて資産配分を調整
- 高くなった資産を売却し、安くなった資産を購入
- 自動的に「安く買い、高く売る」仕組みを構築
現在のところ、この手法は非常に成功しており、さらなる資産成長を実現できています。
3-2. 現金比率の見直し
過去の市場変動を経験し、投資メンタルの重要性を痛感しました。
そのため、現金比率を引き上げ、投資資産の約10%を現金として保有しています。
3-3. 今後の資産運用計画
10年後(72歳以降)を見据え、よりシンプルな運用戦略を考えています。
- 定額取り崩し制度の活用
- 証券会社の定額取り崩しサービスを利用
- 自動で生活資金を確保
- シンプルなポートフォリオの構築
- 運用が複雑にならないよう、長期安定型の投資信託を中心にする予定
4. まとめ
本記事では、退職前後の資産形成・運用方法についてご紹介しました。FIREを目指している方、資産運用を見直したい方にとって、参考になれば幸いです。
今後も定期的に運用の見直しを行い、最適な資産管理を続けていきます。次回の記事では、ファイア後に定期的に見直している点についてお話しします。ぜひお楽しみに!