年金繰り上げ受給は資産運用すればお得になるか?
年金を繰り上げて受給した場合、毎月の受給額が減額されるという点を考慮する必要があります。
通常この減額幅は月0.4%です。
つまり受給を繰り上げることで毎月の受給額が減るというトレードオフがあります。
これに対して繰り上げて受給された年金を資産運用する場合、
資産運用のリターンが受給額の減少分を上回れば、繰り上げて受給した場合よりも総収入が増加する可能性があります。
ただし、資産運用にはリスクが伴うため、適切なリスク管理が必要です。
例えば、年金を繰り上げて受給しその追加収入を投資に回した場合、
適切なポートフォリオを選択しリスクを分散することで、長期的な収益を最大化することができます。
しかし投資はリターンを保証するものではないため、将来のリターンが予測できないリスクがあります。
このため、年金を繰り上げて受給してそのお金を資産運用する場合は、個々の状況やリスク許容度に合わせて計画し、慎重な資産運用とリスク管理が必要です。
1.年金の繰り上げ受給とは?
繰り上げ受給を選択する場合、確かに老齢基礎年金や老齢厚生年金は通常、定年(原則として65歳)以降に受け取ることができますが、60歳から65歳の間に受け取ることも可能です。この場合、毎月の年金額が減額されることになります。
この減額率は通常、受給開始時期の早期化に応じて設定されています。具体的な数値は各国や各年金制度によって異なりますが、一般的には毎月0.4%などの割合で年金が減額されることがあります。
2.繰り上げ受給した場合の受給率
60歳0ヶ月で受給を開始すると65歳と比較して永年76%の金額しか受け取れないということです。
3.繰り上げ受給した金額を使わずに65歳まで投資運用したら!
年利約7%で受給金額を投資運用で増やした場合を一覧にしました。
60歳0ヶ月で受け取った金額を投資運用すると先程の76%の金額が65歳の時に107%に増えることを示しています。
4.損益分岐点はどうなるでしょう
一般的に投資運用しない場合は81歳で損益分岐点になると言われています
投資運用すると分岐点は遅れます。
87歳付近となりました。
何歳まで生きるのかは誰もわかりませんが、繰り上げ受給し資産運用する事も検討してみてはいかがでしょうか!